がん闘病、仲間と前へ 松山でRFL開幕
がん患者、家族、市民が交代で24時間歩き、病気への理解を訴えるチャリティーイベント「リレー・フォー・ライフ(RFL)・ジャパン2015えひめ」(実行委員会など主催)が17日正午、愛媛県松山市堀之内の城山公園で始まった。県内の医療機関や患者団体などでつくる37チームと個人計約3千人が参加し、18日正午まで公園内のコースを周回する。今年で6回目。
オープニングセレモニーで、がん患者・経験者を代表して同市の会社員吉森公恵さん(54)が「昨年初めてRFLに参加し、人の縁、仲間のおかげで笑顔になれた。今回は感謝の気持ちで臨みたい」と力強く語った。
秋晴れの下、患者・経験者約40人が仲間の手形が押された旗を掲げ、拍手でたたえられながら1周目をスタート。その後は他の参加者も加わり、がん検診受診を呼び掛けるポスターなどを手に歩き始めた。
実行委は今年、会場に来ることができない人のため、動画配信サイト「ユーストリーム」で中継を試みており、同イベントの公式ホームページから見ることができる。