お好み焼きや焼きそばなどの多彩な粉ものが集まる「全国ご当地こなもんサミット2016in松山」が11月5、6の両日、愛媛県松山市堀之内の城山公園で開かれる。県内5市町を含む11府県から26団体が参加し、ご当地グルメの「てっぺん」を目指して熱々の戦いを繰り広げる。
 松山市では、三津浜地区が独自の「三津浜焼き」を地域振興に生かす取り組みを続けており、15年に県内の粉ものを集めた第1回サミットが開かれた。今年2月にも中四国規模のイベントを開催。今回は同時開催の「ゆるキャラグランプリ(GP)2016in愛顔(えがお)のえひめ」関連イベントとして、初めて北海道や九州からも参加を募った。
 サミットまで1カ月を迎えた6日、市内で市関係者や大学生らを対象に試食会があった。三津浜焼き推進プロジェクト会長も務める渡部裕司実行委員長が「最高の笑顔でおもてなしできるよう出店者と一丸となって盛り上げ、将来は世界に『こなもん』の聖地を発信していきたい」とあいさつ。
 会場にはラーメンやピザ、肉まんも並び、出店者が特産野菜などの素材や魅力をPR。出席者はいいにおいに誘われ目移りしながらはしを伸ばしていた。
 サミットでは購入者の投票で王者を決定する。両日とも午前9時~午後4時。ゆるキャラGPの入場料は前売りで大人500円、小中学生200円。当日券は100円ずつ加算される。