低気圧が日本海を通過し、南から暖かく湿った空気が流れ込んだ愛媛県内は７日、四国中央の２６．４度を筆頭に計４地点で最高気温が２５度を上回り、今年初めての夏日となった。
　松山地方気象台によると、各地の最高気温は今治２６．０度、近永（鬼北町）２５．９度、宇和島２５．３度と５月下旬～６月中旬の暑さ。県内１５地点のうち、瀬戸（伊方町）を除く１４地点で２０度を超えた。
　夏日を記録した宇和島市では、時折激しい雨を伴う強風に見舞われた。中心商店街では傘を差して足早に交差点を渡る人が目立ち、平日も買い物客でにぎわう同市弁天町１丁目の道の駅「きさいや広場」は閑散としていた。
　気象台によると、週末の最高気温は平年並みか平年より高く、大陸からの移動性高気圧に覆われ、春の陽気になる見込み。