だんじり豪快水しぶき 西条まつり「川入り」 幻想的なフィナーレ
西条まつりで最多の屋台を誇る伊曽乃神社(西条市中野)祭礼の伝統行事「川入り」が16日夕、加茂川であり、川を渡ろうとする神輿(しんよ)と行く手を阻むだんじり11台との迫力ある共演が観客を魅了した。
約80台のだんじりとみこしが、16日早朝にお旅所を出発。雨が打ち付ける中、伊勢音頭を響かせ勇ましく市内を練り歩いた。
日が暮れ始めた午後5時10分ごろ、金色に輝く神輿が神社のある対岸に向けて川に入ると、祭りを終わらせまいと地元神戸地区のだんじりも勢いよく入水。雨の影響で増水し、かき手は胸まで水につかったが、豪快にしぶきを上げて練り、盛り上げた。10分ほどで神輿が対岸へ渡りきり、最後はちょうちんの明かりが川面に映る、幻想的なフィナーレとなった。
西条まつりは17日の飯積神社(下島山)祭礼で幕を閉じる。