江戸時代末期から昭和初期に建てられた町家が残る愛媛県宇和島市津島町岩松地区で22日、商店や住宅30軒にひな人形を飾る「岩松ひな回廊」が開幕した。4月3日まで。
 家庭に眠っていたり、参加者が紙などで作ったりしたさまざまなひな飾りが、歴史を感じさせる町並みを彩っている。
 22日は、かみしもを着た岩松保育園の園児25人が練り歩く「おひなさま行列」や俳句大会などを開催。ひな飾りを展示した30軒のうち3軒では、地元で造ったどぶろくや甘酒が振る舞われた。主催した岩松町並み保存会の兵頭肇代表(59)は「ゆっくり散策して、まちの人との会話を楽しんでほしい」と話していた。