冬が旬の養殖ブリの出荷が愛媛県愛南町久良地区で最盛期を迎え、水産業者らが丸々と太ったブリの水揚げ作業に追われている。
 穏やかな天気となった19日早朝、地区の沖では地元の興洋水産の約10人が1年半~2年かけて5キロ超に育てた約千匹を水揚げ。養殖いけす内でぴちぴちと跳ねるブリを大きな玉網ですくい上げ、船上で生け締めにした。
 久良漁協によると、地区では2業者が来年3月末ごろまでに約10万匹を出荷する見込みで、一部は漁協が個人向けに直販している。