愛媛県松山市の松山地域の秋祭りが7日、最高潮を迎えた。きらびやかな大小のみこしが地域を巡行し、勇壮な鉢合わせやかき比べ、伝統の踊りや神事などが披露された。
 道後町1丁目の伊予鉄道道後温泉駅前では朝、伊佐爾波神社と湯神社から宮出ししたみこし8体が鉢合わせ。2体ずつが見物客でひしめく会場の中心に登場し、南北に向かい合って「モテコイ」「コイコイ」などと掛け声で応酬。みこしを横に向けたまま双方が勢いよく走り込んでぶつかり合うと「ガツン」と音が響き、観客から拍手や歓声が沸き起こった。
 2回ずつの鉢合わせを終えると8体が勢ぞろいし一斉にかき上げ。色とりどりのみこしには鈴が取り付けられ、秋晴れの空にさわやかな音色が響き渡った。
 北条地域の秋祭りは10日まで、だんじりの練り歩きなどが行われる。
(松山、北条地域の秋祭りの写真特集を18日付で掲載します)