石手川ダム周辺の生き物について学ぶ自然観察会がこのほど、愛媛県松山市宿野町であった。親子ら約40人が越冬のため飛来しているオシドリなどを観察した。
 石手川ダム水源地域ビジョン推進委員会が主催。松山東雲女子大の石川和男名誉教授が講師を務め「冬鳥は、カシの実などの餌や安全な場所を求めてやって来る」と飛来の背景を説明した。
 子どもたちは望遠鏡や双眼鏡を使い、樹木で休んでいるオシドリを見つけると、雄雌の特徴の違いを確認。松山市雄郡小学校2年の児童は「大きく、はっきりと見えた。雄がきれいで、かわいかった」と話していた。