目指せ、イクボス(育児を支援する上司・経営者)―。共働き家庭を支援し、出生率の向上を目指す愛媛県は23日までに、働く女性の妊娠、出産から職場復帰までの制度や心構えをまとめたハンドブックの配布を始めた。管理職の対応を盛り込んだのが特徴だ。
 管理職のためのページでは、妊娠の報告を受けた際「『で、どうするの?』(辞めるの? 続けるの?)は一気に信頼をなくします」とアドバイス。面談では「業務で負担になっていることはないか」など、確認する項目を説明した。
 1万2千部作成し、産婦人科や市町の母子手帳交付窓口、商工団体などに配布。県のホームページには「えひめ共働き応援ネット」を開設し、女性活躍への取り組み事例などを紹介している。