JA越智今治(愛媛県今治市)は23日、県開発の新たなイチゴ品種「紅(あか)い雫(しずく)」を使用したケーキ「SHIZUKU(しずく)」を県庁で披露した。同JA農産物直売所「さいさいきて屋」(同市中寺)に併設するカフェで、ホワイトデーの3月14日に限定販売する。
 ケーキは滴の形をイメージ。レアチーズや抹茶ガナッシュなどを重ねた土台部分を赤色に調合したカカオバターでコーティングし、生クリームと市内で生産した紅い雫を乗せている。カフェのパティシエが考案した。
 紅い雫は「あまおとめ」と「紅ほっぺ」を交配。色づきに加え、甘さと酸味のバランスの良さが特長。ケーキを試食した県農林水産部の玉田光彦部長は「地域で栽培されたものをうまく使い、とてもおいしく仕上がっている」と味に太鼓判を押した。
 カフェでは1個500円(税抜き)で販売予定。