イラン南部の遊牧民族に伝わる手織りじゅうたんを紹介する「アートギャッベ展」が12日、愛媛県松山市三番町7丁目の野上家具店で始まった。23日まで。
 ギャッベは上質の羊毛を使った糸で、健康や家族円満などの願いを込めて織り上げる。手織り技術は国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録されている。
 砂漠の乾燥した岩肌や夕日で染まった大地といった現地の風景や、木や魚、花などの文様でデザインした大小約250点が並ぶ。展示即売しており、売り上げの一部は国連児童基金(ユニセフ)に寄付する。