「西条エネルギーフォーラム」がこのほど愛媛県西条市であり、西条高校と交流のある英国ロンドン大バークベック校の教授らが世界のエネルギー転換の歴史などについて発表した。
 国ごとのエネルギー利用を研究しているフランク・トレントマン教授(歴史学)や新広記専任研究員らが登壇した。
 トレントマン教授は、海外では石炭からガス、電気などへのエネルギー転換時には、広告など視覚的なイメージを重視し、若者や学校、市民活動と結びつけることが重要だったと説明。新研究員は「市民の価値観を変えることなしには大きな変化は起こらない。家庭のエネルギー利用者が未来のエネルギー選択に重要な役割を果たす」と述べた。
 西条高生は、家電製品の普及に伴い家族の関わりがどのように変化しているかなどについて発表した。