ミカンどころ愛媛県八幡浜市の冬を彩る「みかんツリー」が12日、同市江戸岡1丁目のJA西宇和本店にお目見えし、オレンジ色の温かい光が、慌ただしい師走の夜に和やかな雰囲気をもたらしている。
 市内の女性農業者らでつくる実行委員会(二宮国栄会長)が毎年企画。9年目を迎えた今年は一般市民らも参加して11月中旬から約30人で準備を始め、実をくりぬいた地元産温州ミカンの中にライトを入れた飾りを作った。
 12日の点灯式では、カウントダウンに合わせ、約200個のミカンが明るくともり、高さ3メートルのツリーを彩った。二宮会長(61)は「ミカンの収穫もあと一踏ん張り。ツリーの明かりで八幡浜が元気になってほしい」と願っていた。