2008年からチョウザメ養殖を手がけていた愛媛県四国中央市の建設業者が25日、念願のキャビア採卵にこぎ着けた。さばいた7年生の1匹からは約820グラムがとれ、塩漬け後に瓶詰め。養殖池に引く湧き水の源の山の名から「法皇キャビア」と名付け、料理店向けや県外アンテナショップなどでの販売を目指す。
 県によると、県内では過去にチョウザメ養殖の事例はあったものの、キャビア出荷に至ったのは今回が初めてという。
  養殖している1~8年生約3500匹のうち、25日は昨秋に抱卵の確認できた1匹を水揚げ。会社敷地内に新設した加工室に移し、開腹した。