ゲームで避難所運営体験 愛南・御荘中生
災害時にさまざまな人たちが共同生活する避難所の運営をカードを使って体験する防災教室が22日、愛媛県愛南町御荘平城の御荘中学校であった。2年生約80人が、避難所で次々に起きる問題に頭を悩ませながら、より良い運営の仕方を学んだ。
生徒らは町防災対策課職員から避難所の基礎知識を教わった後、静岡県が開発した「避難所HUG(ハグ)」というカードゲームを使い、架空の町で大地震が起きたとの想定で、6班に分かれて避難所運営に挑戦した。
カードには避難者の性別や年齢、家族構成のほか、「足が不自由」「ペットを連れている」など個々の事情が書かれている。生徒らは避難所となる学校の見取り図を参考に、運営本部や物資の保管場所の位置を決め、事情の異なる避難者をどこに誘導すればよいかを考えた。