JA愛媛たいき(大洲市)は24日、内子町平岡の旧Aコープ五十崎店跡地にセブン―イレブン・ジャパン(東京)と提携したコンビニエンスストアをオープンする。5月中旬からは、町内で移動販売にも取り組み、買い物弱者支援を前面に打ち出す。
 同JAは、子会社が運営していたAコープ五十崎店が老朽化や売り上げ低迷などの問題を抱えたため、コンビニ化を決断。2015年11月にAコープ五十崎店を閉店し、12月にコンビニ運営のための法人を設立した。JAとセブンのフランチャイズ契約は県内初。
 オープンする「セブンイレブンJA五十崎支所前店」は床面積237平方メートル。野菜や調味料など、Aコープ時代に需要のあった商品を入り口付近に配置した。
 移動販売はトラック1台を使い、旧五十崎町と旧内子町の計5コースで行う。体の不自由な客を想定し、予約を受けて家の近くまで品を届けるなど、個別対応も検討。高齢者を見回る社会的役割も担いたいという。