愛媛県感染症対策推進協議会が23日夜、松山市であった。蚊を媒介して感染するジカ熱に関し県は4月以降、ヒトスジシマカの生息調査や草むら、水たまりの除去といった対策を徹底。患者発生時の対応など行動計画の策定も検討する。
 ジカ熱はブラジルなど中南米で流行が拡大。妊婦による感染と赤ちゃんの小頭症との関連が疑われており専門家は8月のリオデジャネイロ五輪を念頭に「注意が必要」と指摘した。
 マダニが媒介する重症熱性血小板減少症候群(SFTS)対策として県は2015年度に住民の抗体保有率調査を実施。患者が確認された地域で16年度は新たにネズミなど小動物を対象に調査研究すると報告した。