ジャンボきじ鍋舌鼓 鬼北で「びっくり市」 名物求め行列100メートル
鬼北町の秋を満喫してもらうイベント「でちこんか2016」(町、実行委員会主催)のメイン行事「びっくり市」が9日、同町近永の奈良川河川敷であった。名物の「ジャンボきじ鍋」などを求めて町内外の約3万人(主催者発表)が来場し、終日にぎわった。
「でちこんか」は地域活性化を目的に、1994年から始まった恒例行事。ジャンボきじ鍋は、直径約1.8メートルの巨大鍋で約2500人分を調理し、無料で振る舞った。提供前から来場者が次々に並び、100メートル以上の行列ができる人気だった。
奈良川に設けた「アユのつかみ取り」コーナーでは、子どもたちが魚を捕まえようと、勢いよく川に走り込んでいた。地元の住民グループによるホオズキのゼリー販売やキジの串焼きなど、約100店舗が出店し、活気のある声が会場内で飛び交った。
ジャンボきじ鍋に並んだ宇和島市三間町宮野下の男児は「とってもうまい」と元気よく頰張っていた。