1枚の紙から人工衛星の部品まで―。県内のものづくり企業が自慢の製品や技術を紹介する特別展「えひめスゴ技展2016」が9日、愛媛県新居浜市大生院の県総合科学博物館で始まった。技術力を身近に感じられる体験コーナーがあり、大勢の家族連れでにぎわっている。9月19日まで。
  製紙や繊維をはじめ、医療・環境、精密機械い、宇宙関連など七つのテーマに分けて解説している。県がつくった「スゴ技」データベースに載る企業の中から22社が製品や技術を持ち寄った。
 燃えにくい紙や超軽量の金属部品などがずらりと並び、子どもたちは手にして技術の高さを確かめていた。傾斜地用の電動運搬機の展示では、乗り心地を試すこともできる。
 期間中は愛媛県内の工業高校生らによるロボット操作体験や、段ボール工作などのイベントも開催される予定。
 観覧料は小中学生400円、高校生以上600円、65歳以上500円。問い合わせは県総合科学博物館=電話0897(40)4100。