愛媛県南予地区のタクシー運賃引き上げ申請について四国運輸局は4日、地区内の申請事業者が29社303台に上り、全台数に占める割合が審査に必要な7割を超えたと発表した。今後審査に入り、認可は早くても来春以降となる見通し。
 消費税増税時を除き南予地区の本格的な運賃改定は1995年以来となる。東中予地区では2014年4月、増税分と合わせ14.04%値上げしている。
 南予地区のタクシーは2日現在、51社396台で、台数ベースの申請率は76.5%。
 四国運輸局によると、10日間の公示を経て標準的な事業者の収支を基に改定の要否を検討し、妥当な値上げ率を決める。通常5~6カ月を要するという。