今治市出身で、米ニューヨーク在住のバイオリニスト垂水優香子さん(64)が主宰する音楽団「タルミバイオリニスツ」のメンバー約10人とその家族らが18日、県庁を訪れ、明るく楽しい演奏を披露した。
 「タルミ―」は「一人一人の個性に合わせた指導を行い、思いやりのある生徒を育てたい」と垂水さんが1986年に創立。バイオリンの技術を磨きつつ、病院などへの訪問など世界各地で演奏活動をしている。今回は21日に西条市である国際イベント「We are the world交流フェスティバル」に出演するため来県した。
 7~22歳のメンバーとともに県庁を訪問した垂水さんは「西条のみなさんとの共演が楽しみ」と意気込み、全員でベートーベンの交響曲第9番「歓喜の歌」などを演奏。応対した原昌史副知事は「みなさんは『愛と平和の大使』と聞いている。音楽を通じて交流を楽しんで」とエールを送った。