タンパク質研究、世界に発信 松山で国際シンポ始まる
最先端のバイオ研究を松山から世界に発信する「プロテイン・アイランド・松山 国際シンポジウム2016」が16日、松山市文京町の愛媛大で始まった。11月18日まで。
実行委員会主催で、16日は学内外の研究者ら約110人が出席。「タンパク質で病気を理解する」をテーマに、研究者9人がマラリアやがんなどの病気の原因解明と治療を目指した研究内容を発表した。
10月22日には中高生ら対象の体験セミナーがあり、試験管の中でタンパク質を作る実験などを通して最先端のバイオテクノロジーに触れる。11月には創薬に役立つ技術の紹介を目的とした企業向けの講習会があり、「膜タンパク質」の合成技術を解説する。
愛媛大プロテオサイエンスセンターの竹田浩之准教授は「愛媛はタンパク質の研究拠点として注目されつつあるので、少しでも興味を持ってほしい」と話していた。