ツルなどとの共生を目指そうと「ツル・コウノトリフォーラムinせいよ2017」(愛媛県西予市など主催)が22日、同市宇和町卯之町4丁目の県歴史文化博物館であった。パネルディスカッションなどを通し、市民ら約200人がツルの越冬地やコウノトリの飛来地として定着を見据える市や住民らの活動について考えを深めた。
 市環境衛生課などによると、昨季は市内に最多で90羽のナベヅルが飛来。約60羽が約2カ月間滞在するなど、国内最大のツルの越冬地、鹿児島県・出水平野に次ぐ数だった。これを受け、ねぐらの整備やマナーの向上を図ろうと市民らで「見守り隊」を結成するなど活動が活発化。今季も現在8羽が滞在している。