高校生の8人に1人が、交際相手からの暴力・デートDV(ドメスティックバイオレンス)を受けたり与えたりした経験があることが、愛媛県新居浜市内の高校生約1000人を対象に実施した国際ソロプチミスト新居浜みなみ(桑田敬子会長、22人)の意識調査で明らかになった。桑田会長は「デートDVの認識が低く、被害に気付いていない生徒も多く深刻な状況」と意識啓発の重要性を訴えている。
 調査は市内の全高校や高等専門学校計7校の1~3年生計984人を対象に7~10月の2回実施した。回収率は1回目100%、2回目約98%。
 「デートDV」の言葉の意味を「知っている」と答えたのは17.5%に対し「知らない」は41.3%。「デートDVを受けたり、与えたりしたことがあるか」に「ある」と答えたのは3.4%、「ない」が68.0%だった。