トイレ紙に「和」の香り イトマン新ブランド
家庭紙製造販売のイトマン(愛媛県四国中央市)はこのほど、訪日外国人向けに日本の伝統を打ち出すブランド「Japan Feeling」を立ち上げた。第1弾としてサクラやユズ、タケ、ヒノキなど8種類の香りが付いたトイレットペーパーの販売を始めた。
古紙パルプを使った業務用家庭紙で西日本を中心に高いシェアを持つ同社が、主におみやげとして海外にPRしようと開発。お香でなじみのある「白檀(びゃくだん)」や、鬢(びん)付け油の甘い香りをイメージした「相撲」など、ユニークな香りも用意。それぞれのロゴは和を強調し、家紋デザイナーの沖のりこさん(ニュージーランド在住)がデザインした。
開発は20代の若手社員3人が中心となって生産現場とチームを組み、2年がかりで商品化に結び付けた。