WEB会議システムを使った愛媛県松野町内3小学校による遠隔合同授業が10日あり、5、6年生計約60人が町内にある国史跡「河後森城跡」への理解を深めた。
 地域に対する愛着を深めようと5、6年は山城学をテーマに、12月までの予定で情報通信技術(ICT)を使い3校をつないだ授業を受ける。文部科学省の「人口減少社会におけるICTの活用による教育の質の維持向上に係る実証事業」の一環。
 初回の授業では3校と河後森城跡を中継した。よろいをまとった町教育委員会の学芸員が、城跡で火縄銃の銃弾や皿などが発掘されたことや、中世の山城として県内最大級であることなどをクイズ形式で説明。子どもたちは熱心にメモを取っていた。
 今後は現地見学のほか戦国時代の戦いや料理について学ぶ。