愛媛県西条市喜多川の禎祥寺で、「観音堂のフジ」として市民に愛されているノダフジが見頃を迎えている。市内外から訪れた親子連れなどが頭上に広がる薄紫色の花をめでている。
 樹齢400年以上とされるノダフジは東西約16メートル、南北約14メートルにわたって広がっており、県の天然記念物にもなっている。花房は長いもので60センチ以上あり、境内は甘い香りに包まれている。
 西条市観光協会によると、今年は4月中の気温が高かったため、例年よりも早く咲き始めた。今が満開でゴールデンウイーク前半までが見頃という。