第40回愛媛囲碁フェスティバル(愛媛棋道協会、愛媛銀行、愛媛新聞社など主催)が29日、松山市道後町2丁目のひめぎんホールであり、詰めかけた愛好家約600人がトッププロ棋士による白熱した公開対局を楽しんだ。
 例年、2局のうち1局はプロとアマの対局を行っているが、今年は40回の記念大会として2局ともプロ同士が戦った。
 午前の部では、本因坊、名人、棋聖の女流三冠を保持する謝依旻六段と吉原由香里六段が対戦。吉原六段優位で進んだが、終盤になって謝六段が次々と攻めの手を打ち逆転勝ちした。
 真剣勝負による予想のつかない展開に、訪れたファンからは感嘆の声が漏れた。林海峰名誉天元らのユニークな解説もあり、会場は最後まで熱気に包まれていた。