2015年度から愛媛県内の全ての県立学校で自転車通学のヘルメット着用が義務化されるのを前に24日、松山市で着用推進会議があった。県立高校や中等教育学校48校の生徒96人が着用への賛否などについて話し合った。
 自転車での高校生の死亡事故が相次いだのを受け、県高校長協会などが義務化を決定。着用の意義を高校生に考えてもらおうと、県教育委員会が全ての高校と中等教育学校を対象に16、24両日、会議を開いた。
 四国中央・新居浜地区の会議には8校16人が出席。生徒らは「周りは誰も自分からかぶる意識を持っていない」「中学生まで。抵抗がある」など、過半数が義務化に反対。ただ実際にヘルメットを手にすると「軽い」と表情が一変し、楽しそうに試着して通気性やデザインを確かめていた。