愛媛とベトナムの交流促進を図ろうと、ベトナム・タイニン省人民委員会のファン・バン・タン委員長(56)ら約10人が12日、県庁を訪れ、加藤龍彦参与と懇談した。
 県によると、ベトナムには繊維・縫製や電気機械など県内企業17社が進出。さらなる誘致を進めるため、委員会側が企業・金融機関対象の投資説明会を松山市内で12日開くのに合わせ来県した。
 懇談で、同委員長は「タイニン省ではサトウキビや天然ゴムの輸出に力を入れており、農業・工業のハイテク分野に投資してもらえるとありがたい」と説明。加藤参与は「愛媛にとって東南アジアは最重要地域。投資説明会ではタイニン省をアピールし、愛媛の企業を『進出してみよう』という気にさせてほしい」と期待した。