人型ロボット「Pepper(ペッパー)」専用のアプリ開発などを手掛けるDenCubic(デンキュービック、愛媛県松山市)は17日、同市山西町の新田高校で、ペッパーが講師を務める体験授業を開き、最先端のロボット技術を紹介した。
 同社はペッパーを動かすアプリをこのほど開発し、これまでに高校の授業や企業研修などで活用されているという。新田高では今年2月に授業をしており、中学生を対象にした同日の学校見学会に合わせて、体験授業を企画した。
 先生役のペッパーは授業で、少子高齢化による労働力不足を解消するため、介護や農業分野でロボットが活躍している状況を説明。今後の展望として「人間とロボットがそれぞれ得意な仕事に分業し、共存できる社会になる」と見通した。文化祭や体育祭など学校行事の紹介も行った。