愛媛県立とべ動物園(砥部町上原町)に新しく仲間入りした雌のホワイトタイガー「ソソノ」(5歳)の一般公開が24日、始まった。トラ舎屋内展示場を白い毛並みで優雅に歩き回る姿を来園者にみせている。
 ホワイトタイガーはインドなどに生息するベンガルトラの白変種で、白い毛や青い目が特徴。ソソノは体重95キロ、しっぽを含めた体長は約3メートル。同種の雄「ファイト」(5歳)との繁殖目的で、1日に群馬サファリパーク(群馬県富岡市)からブリーディングローン(繁殖のための無償貸借)でやって来た。
 24日は家族連れらが、おりから約5メートル離れた見学場所から見守る中、ゆっくりと歩き回り、時折横になってリラックスした様子を披露。担当飼育員の平沢萌さん(23)は「ソソノはとても神経質で飼育員にもよくほえていたがやっと慣れてきた。今は間近でたくさんの人に見てもらうための訓練中」と話し、しばらくは午後3~5時の1日2時間、一定の距離を置いて公開する。