業務の効率化や住民サービスの向上などを目指し愛媛県西予市は28日、市役所の一部のレイアウトを改善したモデルオフィスの運用を始めた。職員の自席をなくし、業務に応じて自由に座席を構えられるようスペースを設けた。支所などにも取り組みを広めていく方針。
 市によると、モデルオフィスは本庁4階で、総務、財政、総合政策、まちづくり推進の4課の職員計44人が勤務。座席を課ごとにまとめた一方、業務に集中するための席や、気軽に意見交換ができるカフェのようなボックス席などを設置した。市民らを対応するカウンターの代わりにテーブルとイスを置いた。
 職員のパソコンをノート型に切り替え、PHSを支給して動きやすくした。無線LANの整備、書類のペーパーレス化、データ化も実施。事業費約1200万円を充てた。