9月のリオデジャネイロ・パラリンピックに、女子視覚障害者マラソンの伴走者として出場する愛媛県伊予市出身の立命館大3年日野未奈子さん(20)が18日、伊予市役所を訪れ、意気込みを語った。
 日野さんは、9月18日に近藤寛子さん=滋賀銀行=をサポートし、フルマラソンの前半20キロを担当する。8月17日まで北海道での代表合宿に参加し、毎日平均30キロ、多い日は50キロ以上を走り込んで備えている。
 女子視覚障害者のフルマラソンは今回初めてパラリンピックの正式種目となっただけに「近藤さんやご家族が目標にしてきた夢の舞台。楽しんで全力でゴールできるようサポートしたい」とメダルを狙う。
 日野さんは「スタートで他の選手と接触しないように気を配りたい。駆け引きも重要で、近藤さんに前後の走者との距離感を伝えることが大事になる」と気を引き締めた。自身の誕生日である8日の開会式も楽しみにしているという。