日露戦争で捕虜となり、愛媛県松山市内の収容所で亡くなったロシア兵の慰霊祭が24日、松山市御幸1丁目のロシア兵墓地であり、地元の中学生や保存会関係者ら約40人がワシリー・ボイスマン大佐ら98人の冥福を祈った。
 慰霊祭は市が1961年から毎年実施し、57回目。市保健福祉部の矢野一郎部長が「松山の地で亡くなった方々の心情をしのび、平和への思いを強くする。この事実を正しく伝え、人類の恒久平和への誓いを新たにしたい」と追悼の言葉を読み上げた。