一面の菜の花、高原は春色―。愛媛県四国中央市金砂町平野山の翠波高原で、菜の花約30万本が満開になった。近年野生動物の食害に悩まされてきたが防護柵の設置などが奏功し、「黄色のじゅうたん」が復活。10日は県内外から観光客や家族連れが訪れ、甘い香りが漂う中で写真撮影するなど楽しんでいた。
黄色い花が咲き誇っているのは2園の計3ヘクタールで、昨年10月上旬に種をまいた。市によると、冬場は全般的に暖かかったこともあり、例年より早く花が開いたという。
24日午前10時からは「翠波高原菜の花まつり」があり、同課は「菜の花は比較的長く咲いているので、まつりの時期まで楽しめれば」と期待している。