三浦工業(愛媛県松山市、高橋祐二社長)は8日、県内のグループ製造会社3社を来年4月1日に統合すると発表した。ボイラーなどの部品製造から組み立てまでの一貫生産により合理化を図るとともに、組織体制を強化することが目的。
 3社は、いずれも松山市の北条工場にある三浦マニファクチャリング(坪井忠利社長、従業員233人)、三浦テクノ(西村倫徳社長、74人)、三浦精機(坪井社長、68人)。三浦マニファクチャリングが三浦テクノと三浦精機を吸収合併し、2社の従業員は三浦マニファクチャリングに移籍する。
 三浦工業は、生産体制強化のため2007年から国内生産体制の再編計画を進めてきた。東温市の川内工場から移転した三浦精機のポンプ類製造工場が今月2日、北条工場内に完成したことで再編を完了した。