愛媛県八幡浜市川之石地区の「ふれあい三世代交流会」が7日、川之石小学校であり、住民約250人が地元伝統の餅つきやしめ飾り作りを一緒に楽しんだ。
 川之石地区公民館などの主催で6回目。餅つきでは「もっと力を入れて」「頑張れ」といった声が飛び交うなか、大人と子どもが交代できねを振るってもち米約75キロ分をつき上げた。特産のミカン入りもあり、手分けして丸めた出来たてをみんなで味わっていた。
 しめ飾りはお年寄りを中心に輪になって製作。熟練の手つきを見ながら、わらをより上げていた。川之石公民館の菊池敏和主事(65)は「体験する機会が減っているが、こういう場を通じて地域の文化を受け継いでいきたい」と多くの参加に笑顔を見せていた。