愛媛県上島町弓削下弓削の築110年の古民家・田坂邸の活用法を検討していた河原デザイン・アート専門学校(松山市)の学生がこのほど、七つの提案をまとめた。ゲストハウスや和食店・カフェ、ビジネス拠点など多彩なアイデアが出された。
 田坂邸は1906(明治39)年、弓削海員学校(現弓削商船高等専門学校)設立に尽力した田坂初太郎氏の弟で、外航船の船長などを務めた為松氏が建設。約1250平方メートルの敷地内に木造2階建て延べ床面積約167平方メートルの母屋などがある。
 26日、伊予市下吾川の古民家ギャラリー結匠庵であったプレゼンテーションで、学生7組が発表。住民やサイクリスト、アーティストの交流施設、古民家ゲストハウス、お年寄り向けシェアハウス、和食店・和カフェ、ビジネス拠点、コワーキングスペースなどの7案を披露。改修、増築案も提示した。