戦後70年を問う講演会が8日、愛媛県松山市山越町の県男女共同参画センターであり、安川寿之輔・名古屋大名誉教授(80)が「安倍政権の戦争法案と教育『再生』」と題し講演した。
 えひめ教科書裁判を支える会が主催し、約45人が参加した。
 安川氏は、教育がもたらす影響力について説明し「かつて日本は、国策に忠実な国民や兵士をつくり上げるため、教育によって自らの自由や権利を深く考えられない国民を生み出した」と主張。安倍政権が教育や教科書を国家の統制に置きつつあると批判し、日本が再び戦争の道を進もうとしていると危惧した。