脱税目的の不正軽油を一掃しようと、愛媛県南予地方局は7日、八幡浜市保内町宮内の国道197号でトラックなどのディーゼル車を対象に軽油抜き取り調査を実施した。
県によると、軽油には1リットル当たり32.1円の軽油引取税(県税)が課せられているが、非課税の灯油や重油を混ぜた不正軽油を製造し税負担を免れるケースがある。
7日は県職員と八幡浜署員の計12人が、佐田岬半島を通って九州方面などに向かう運送業者や建設業者のトラックに停車を求め、計20台の燃料タンクから0.8リットルずつ採油。運転手に給油場所などを聞き取った。