世耕経産相 伊方原発視察  3号機安全対策など確認

 世耕弘成経済産業相は15日、四国電力伊方原発(伊方町)を訪れ、8月に再稼働した3号機の安全対策などを確認した。経産相では2015年10月に視察した前任の林幹雄氏以来で1年ぶり。
 世耕経産相は、放射線管理区域内の使用済み燃料プールの水位低下時に注水する放水砲や、全交流電源喪失時に非常用発電装置を動かすための重油タンク、重大事故発生時の対応拠点となる緊急時対策所など、東京電力福島第1原発事故を踏まえて新たに設置した施設を約2時間かけて視察。四電の佐伯勇人社長や伊方原発の増田清造所長が同行し、安全への取り組みを説明した。
 世耕経産相は視察後、「新規制基準の要求を超えて、四電が自主的に実施した安全対策も確認でき、協力会社も含めた士気の高さを実感している」と評価。3号機が使用済み核燃料を再処理したプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料を使用していることについて「再稼働はプルサーマル発電や核燃料サイクルを推進する観点からも意義がある」とした。
 佐伯社長は「安全対策に一定の評価をいただけたと思っている。技術の進歩や新しい知見を積極的に取り入れて、さらなる安全を追求したい」と述べた。
 

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