愛媛県松山市内の愛好家でつくる「北条鉢植えの会」の第45回盆栽・山野草展が16、17の両日、同市北条辻の北条コミュニティセンターで開かれており、マツやシコクカッコソウなど丹精して見頃を迎えた約180点を並べている。
 同会は年4回、展示会を実施しており、今回は会員15人が出品。サクラソウやヤマブキといった春の花を題材に、手焼きの陶器に飾ったり、コケ玉を土台に寄せ植えしたりして植物の魅力を引き出している。約4日間しか開花しないというヤマシャクヤクの白い花びらと緑の葉の対比が美しい貴重な作品もある。
 来場者は丁寧な世話の集大成に見入り、会員に水はけや日当たりの管理など、育て方のこつを質問していた。