愛媛県久万高原町大川の農業丹波松清さん(80)方で16日、乾燥ゼンマイづくりが始まった。3日ほど続け、山里の伝統的な保存食を完成させるという。
 この日は同町沢渡の畑で、朝から丹波さんら約10人がゼンマイの摘み取りを始めた。約1ヘクタールの敷地で、生育したゼンマイを手際よく収穫。天日干しする前の下準備として、どっさり摘んだゼンマイを丹波さんが釜でゆで、屋内のむしろに並べて熱を取った。
 丹波さんによると、今後自宅に持ち帰り、数日かけてもみほぐしながら日光に当てて乾燥させるという。