27年越しの決着へ―。1989年1月に大阪府東大阪市の花園ラグビー場で開かれる予定だった関西中学生ラグビー大会の「決勝戦」が26日、同所で行われる。当時、決勝に進んでいた愛光中学校(愛媛県松山市)と天理中学校(奈良県天理市)のラグビー部員らが頂上決戦に臨む。
 89年1月、関西中学生ラグビー大会A、Bブロックの決勝戦は、昭和天皇崩御に伴い中止された。Bブロックは2年連続で決勝に進んだ愛光中と天理中との対戦だったが、両校とも優勝になった。
 2014年11月、天理中の関係者から、再戦依頼の連絡が愛光中ラグビー部顧問でOBの和田誠教諭(42)に入った。当時のメンバーは全国各地に住んでおり、和田教諭がメールやフェイスブックで連絡したところ「好感触だった」。試合出場に必要な15人を確保するため40歳以上のOBなら参加できるルールとなっており、和田教諭ら当時のメンバー以外も含め約30人が出場する予定だ。