丹原小児童がお菓子開発に挑戦 来年3月商品化目指す
新商品を開発するための考え方を学ぼう―。愛媛県西条市丹原町池田の丹原小学校の5年生約50人が8日、西条特産の農産物などを生かした新たな菓子開発に取り組み始めた。地元の高校生や菓子店の協力を得て、来年3月の商品化を目指す。
菓子開発は、市が本年度の「こども商品開発体験事業」で初めて実施。子どもたちの起業家マインドや正解のない事柄への対応力などを養うのが狙いで、今後は菓子作り実習や商品企画などを経て、来年2月下旬の審査会でアイデアを発表する予定という。
初回のオリエンテーションでは、市職員や丹原高校園芸科学科の生徒が市内の産業などを紹介。地元の菓子店「菓舗とくのや」の渡部裕也さん(28)は商品企画の方法や菓子の値段の決め方などを説明した。児童は「一番売れている菓子は何ですか」「菓子は何種類くらいありますか」などと熱心に質問した。