愛媛県内20市町で唯一、光ファイバーによる高速インターネットサービスが整備されていなかった久万高原町で3日、同サービスを提供する愛媛CATV(松山市、宮内隆社長)の開局式があり、関係者約40人が情報通信基盤の拡充を祝った。
 同社によると、提供するのは光ファイバーのインターネットと固定電話「ケーブルプラス電話」。対象は中心部の約1150世帯で、3月末までの募集期間に376世帯と契約したという。7月中旬から順次、サービスを開始している。同町進出で、全20自治体に超高速ブロードバンド通信が広がった。
 町役場であった式で、宮内社長が「久万高原町はケーブルテレビ関連サービスが提供されない県内唯一の地域でもあった。情報インフラとして地域貢献できると期待している」とあいさつ。高野宗城町長とテープカットした。