理容師の仕事へ興味を持ってもらおうと、愛媛県理容生活衛生同業組合は3日、伊予市下吾川の伊予農業高校で課外授業を開いた。理容・美容業界を目指す2、3年生の女子生徒10人がカットやネイルを体験し、仕事の魅力に触れた。
 組合の大森利夫理事長(67)は「以前は理容師も客も男性が多かったが、(美容師にはできない)シェービングを行うブライダルエステなど今後は女性向けの理容の需要も増える」と話した。
 授業では、組合員が同校の教諭をモデルに鮮やかな手つきでカットやシェービングの見本を披露。生徒は男性の人形の髪を短く切りそろえ、互いの爪を整えることに挑戦した。