久万高原・父二峰小 児童と住民交流 料理囲み 会話花咲く
地域の食材を使った手料理を小学校で食べ、児童と住民が親交を深めるイベント「ふじみねレストラン」が19日、愛媛県久万高原町露峰の父二峰小学校であり、約90人が地元で収穫した米などを頬張った。
古里について学ぶ授業などに協力している住民への恩返しとして、小学校が毎年開催している。午前中に住民を招いた授業参観を行い、昼食として児童の保護者が、持ち寄った食材を使っておにぎりと芋炊きを作り、食事をしながら交流した。
子どもたちは何度もおかわりして地域の秋の味覚を堪能。住民に学校での出来事などをうれしそうに話して楽しんだ。食後には住民と児童が混成チームを組んでのディスコン大会も実施し、穏やかな一日を満喫していた。
近くの主婦(84)は「孫は既に卒業しているが、こういった場があるので今の生徒の名前や顔も分かる。家の近くで知っている子どもの声がすると安心する」と笑顔をみせていた。