九州・沖縄の味と伝統工芸品を集めた「大九州展」が25日、愛媛県松山市一番町3丁目の松山三越で始まった。鹿児島のさつま揚げや福岡梅ケ枝餅などの特産品を求める買い物客でにぎわっている。3月2日まで。
 三越伊勢丹共同企画事業の一環。会場には食品38店、工芸14店の計52店がブースを構えた。
 佐賀牛や大分の冠(かんむり)地鶏、鹿児島のウナギを使った弁当、熊本のからしれんこんのほか、約30種類の焼酎を販売。もずくやサーターアンダギーといった沖縄名物も取りそろえており、イートインコーナーでは豚のあばら肉を載せた沖縄そばが味わえる。
 開店直後からサービス品を目当てに家族連れらが詰めかけ、角煮やカステラの売り場に列をつくった。九州7県約500種類の産品を取り扱うアンテナショップ「九州うまかもんショップ」も出展している。